フリーカップと雪化粧


   

   サイズ 7×7×14cm 187g
  
   
   

   ここは小さな川に下っていく斜面で公園になっているのだが、
   雪が積ってしまうと歩くことも出来なくなって、春になるまでは遠くから眺めるしかない。
   
   
   
   きのうは寒かったので軽い雪が枝にひっかかって、こんな雪化粧になった。
   雪の花が咲いたとも言うそうだ。
   この花は雪が降り止むと、やがて落ちて消えてしまう。

黒織部のマグカップと冬景色

     

サイズ 7.5×12×9cm
     
粘土のかたまりの外側に、赤貝で模様を付けてから
中を削って作るので、どうしても本焼き後に歪みが出る。
ひどく歪んだものは、廃棄するので効率が悪い。


      
今日は最高気温が−2度なので、細かく軽い雪が降り続いている。
今年の3月の写真と同じように、てっぺんでカラスがじっとしている。 
高い所は気分がいいのだろうが、寒くはないのだろうか。
鳥類が寒さに強いのには、感心するし、うらやましくもなる。
      
だから羽毛ふとんなのだと、連想したのだが、調べてみると
ふとんやコートに使われるのは、水鳥の羽毛だけで、
カラスなどの陸鳥の羽根には保温性がないと、書かれている。
でも、この姿をみていると、なかなかではないかと言いたくなる。
      

織部釉花器と今月の訪問者

手びねりで作った花器に今年最後のバラ。
葉はバラのではない。たまたま道端で見つけたもので、名前は不明。


      
      

時折キジを見かけるのだが、写真をとれたことがない。
この日、庭で静かに草取りをしていたら、後でがさがさ音がする。
カラスにしては音が大きいので怪しんで振り返ったら、
キジの親子(メス)2羽が草や枯れた作物をかき分けて歩いていた。
そっと家からカメラを持ちだして、カメラを向けたとたんに
急ぎ足になって逃げられ、頭が切れた間の抜けた写真になってしまった。 
これは、後ろを歩いていた幼鳥。親はもう少し大きくて模様の色が、やや濃かったように思う。

オスはメスとは全く違う濃厚な配色で、以前、初めて目の前で見た時には、
一瞬、息を飲む思いだった。

         

エサキモンキツノカメムシ 

毎年、わが家を襲撃するクサギカメムシと違って
ハートマークの(ような)模様が目立ち、ツヤもある。
今まで見たことがなかったし、1匹だけだったので捕まえなかった。
クサギカメムシはせっせと捕まえているのに不公平だとは思う。
ミズキの木などの汁を吸うのだそうだ。


      
こちらが寒くなると家のあちこちに隠れているクサギカメムシ

志野釉花器と訪問者

     

     
花はホトトギス。黒い実は姫黒竜
黒竜の7月に咲いたぽってりとした薄紫色の花が黒く堅い実になった。

 

    
何日か前に、キャンベルぶどうを取りに行ったら、かぶせていた袋が
4枚、破かれていて、ぶどうの皮も落ちていた。
ぶどうの付いていた茎はないから、味見をしてから持ち去ったのだろう。
いったい何者が来て、こんなことをしたのか?
昨年、うっすら積った雪の上にタヌキの足跡を見つけたが、
タヌキは、前足でぶどうの皮を、口から出して捨てるなんて器用なことは出来ないだろう。
そんなことが出来るのは、サルか人間ぐらいではないのか?

考えあぐねていたら、広報車が「サルが出没しています。窓を閉めてください。
食べ物を出しておかないでください。」と言いながら、家の前をゆっくりと通って行った。
やはりぶどうを食べて皮を捨てたのは、サルだったのだ。

その後、広報車は来なかったし、ニュースにもならなかったから、一時的なことだったようで、それからは家のわずかばかりのぶどうも、被害にあっていない。
ここは、住宅地なのだが市内の端にあるので、いろんな訪問者が現れる。
         

9月のアジサイと訪問者

      
     
     日中と朝夕との温度差が大きくなって、りんごが赤くなるように
     アジサイも赤くなってきた。

     
     
     マット釉の花器。サイズ 11×5.5×16.5 cm

     玄関に大きくてハデな虫を見つけて、ぎょっとした。
     体長は3cmほど。図鑑を見ると、名前はゴマダラカミキリ
     いろいろな樹を食べるため、果樹の害虫と書いてある。
     こんなにも触角が長くて、歩く時、飛ぶ時にも邪魔にはならないのだろうか。
     そのせいかどうかは、わからないが、あまり動かないので簡単に捕まえられた。    
     
     
 

     爬虫類までやって来た。トカゲかなとも思ったのだが、
     しっぽの部分が長いので、ニホンカナヘビというようだ。。
     ヘビと名前はついているが、足が4本ついていてトカゲの仲間であり
     昆虫やクモ、ダンゴムシ、ワラジムシなどを食べるという。
     小さくても、ヘビ類を嫌がる人は多いが、
     ダンゴムシやワラジムシを食べてくれるなら、邪魔はしない。
     ダンゴもワラジも庭のいたる所に、大量にいるので、充分食べてほしい。

         

訪れた虫とキアゲハ蝶

     ブログに載せる写真がないから、休もうかと思っていたら
     玄関に見たことのない虫が訪れていた。

     
     
       
     体長は1.5cmほどの小さい虫だから、肉眼では全くツヤがなく、
     体にも足にも、土くれやゴミを付けたかのような、地味で冴えない虫だ。
     調べてみたら、名前はマダラアシゾウムシ。
     成虫はクヌギ、ウルシ、ナラ等の新芽をたべるそうだ。
     その冴えない虫をカメラで写してアップにしてみると、
     樹にとまっている時の保護色なのだろうが、
     意外にも渋い色合いで、味わいがあるとも思えてくる。
     
     よく見ると実際にゴミを引きずっていた。玄関先には蜘蛛が住んでいるので、
     おしりのあたりには、蜘蛛が食べ残したダンゴムシの死がいがを引きずり
     さらに、左の後ろ足のそばには、生きているらしいダンゴムシが見える。
     
     

     蝶がグラジオラスの蜜を吸っているのか、あるいは羽化したばかりなのか、じっと動かない。
     蝶の色や模様は静止している時しか、私にはよく見えないのだが、
     静止している時には翅を閉じているので、裏側?の色や模様しか見えない。
     しかも名前を調べるために見る図鑑に出ているのは、翅を広げた時の姿だ。
     そんなことを思っていたら、翅をゆっくりと広げたのが次の写真。
     キアゲハのようだ。
     
          
     

志野釉一輪挿しに姫黒竜(オオバジャノヒゲ)

      

     姫黒竜は黒い葉を竜のヒゲと見て名付けたらしいのが、おもしろい。
     日陰で、うつむきかげんに花が咲いているので目立たないし
     手に取ってのぞきこまないと、この小さな花の魅力に気づかないだろう。
     全体の背丈は20cmほど、花の直径は1cmたらず。 

     
     
     とは言っても 、この写真は実物よりも、きいれいに写り過ぎた。
     実際には、花も葉もツヤが少なく地味だが、暑さ寒さにも強く丈夫で
     日陰でも日当たりでも、着実に横へ横へと繁殖を続けている。    
     
      

     前回出会ったカエルだろうか。一か月もたっていないのに、でっぷり肥って大きくなっている。
     ふじの木につく虫を私が、せっせと取っているのだが、食料の虫はまだまだたっぷりいるようだ。
     出会いは2度目なので、私は少しは慣れたが、彼、あるいは彼女も私にいくらか慣れただろうか。